失敗しないリフォーム業者の選び方

リフォーム初心者の方に『失敗しないためのリフォームのコツ』を紹介します。

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外装リフォーム

こんなにあるの!?リフォーム時の塗料の種類について

2016/08/17

塗料の種類は800~1000種類あると言われています。一般の方がご自分の家を塗装するのにいくら勉強しても、条件に合った塗料を選ぶことは正直難しいことだと思います。同じ材質の塗料でもメーカーによって名前も違えば扱い方も違います。判断方法として、塗料の素材の違いによるグレードで区分するとわかりやすいかと思います。今回は塗料の種類を、グレードや耐久年数を比較してみていきましょう。

 

塗料の種類

外壁塗料は、その主成分によって主に6つの種類に分けられます。さらに混合比や希釈剤、乾燥の仕方によっても細分化されます。

・合成樹脂系塗料

石油化学の進展と平行して合成樹脂の塗料化が進み、それぞれの合成樹脂のポテンシャルを活かした塗料が製品化されています。樹脂の持つ特質を活かし、用途によって塗料の種類も大変多くなっています。ホームセンターによく売ってある塗料です。価格が安いのが特徴です。

・アクリル樹脂系塗料

アクリルは、透明性の高い非晶質の合成樹脂で、ポリカーボネート(通称:ポリカ)など共に「有機ガラス」とも呼ばれています。この樹脂を液状、またはワックス上にしたものに顔料を配合したものがアクリル樹脂塗料です。比較的安価で、10~20年前までは最も一般的に使われていました。塗膜の伸縮性には劣ります。ホームセンターに売っている高級塗料は大体アクリル塗料です。

・ウレタン樹脂系塗料

ポリウレタンが正式名称で、硬さ、安定性、付着性、耐熱性に優れています。塗膜には優れた光沢があるのが特徴です。弾力性があり、塗膜の伸縮性があります。厚く塗りやすく、価格と機能のバランスが良い塗料です。現在では主に木部によく使われる塗料になります。

シリコン樹脂系塗料

シリコン樹脂塗料の中で、最も多く使われているのがアクリルシリコン樹脂塗料です。シリコンは元々汚れが付着しにくい樹脂で、耐候性、耐汚性に優れています。ガラスに含まれるケイ素(Si)から成り立っていて、紫外線に非常に強いです。そのシリコンが1%でも含まれていれば「シリコン塗料」と呼ぶことが出来ます。大体5~7%含まれているのが一般的です。質の良いシリコン塗料になると、シリコンが50%含まれているというものまで出てきています。近年では、全国的に一番使われている塗料になります。塗装屋さんに見積もりをしてもらうと大概この塗料の見積もりになります。

・フッ素樹脂系塗料

テフロン加工で知られているフッ素を塗料にしたものです。汚れが付きにくく、耐熱性や耐久性に優れています。塗膜は非常に硬く、伸縮性には欠けます。一般的に車に塗るような塗料として使われています。この塗料を塗ると、非常に滑りやすくなるため屋根にはのぼれないほどです。性能が良いため、高価な塗料になります。

・セラミック樹脂系塗料

セラミックとはもともとは、陶磁器全般を指す意味で使われていた言葉で、セトモノ皿など高温で焼き固めた個体を指し「セラミックス」とも呼ばれています。耐熱性、耐久性、耐侯性に優れていて様々な用品の素材となっています。

宇宙工学の技術から最高性能塗料になります。ロケットの打ち上げ時か熱から機体を守るためにロケットの先端部に塗る塗料の断熱技術が活かされています。外壁に塗ることにより、「夏は涼しく、冬は暖かい」という状態を実現する断熱、遮熱効果が得られる塗料になります。金額は一般的な塗装工事の大体1.5倍くらいかかると思って下さい。

付加価値のある塗料

先程も言いましたが、以前の新築現場で最も多く使われていた塗料はアクリル樹脂系塗料でした。最近では、ウレタン樹脂系塗料やシリコン樹脂系塗料が主流となってきています。こだわってセラミック系塗料を指定される方も勿論いらっしゃいます。

耐久性に優れた塗料を使うに越したことはありませんが、外壁の素材の耐用年数を勘案することや、下地の傷みに合わせた塗料選択が非常に重要です。「今の家にあと何年住むか?」ということも中心に考えても良いかもしれません。例えば、あと10年しか住まないかもしれない家に、最上級塗料で100万円上乗せして工事をする必要はないという事です。

悪質業者の「半永久的に持ちます。」と言う言葉には注意してください。下地の外壁の補修もせずに「高価なシリコン系の塗料だから20年持ちます。」などと言われたらまずオーバートークだと思って間違いないでしょう。

最近では次のような付加価値のある塗料も登場してきていますので知識として知っておくと良いでしょう。

 

  • セラミック変成塗料(セラミックが配合されている塗料)
  • 光触媒コーティング材(太陽の光で汚れを分解する)
  • 断熱塗料(熱を通さない、逃がさない塗料)
  • 遮熱塗料(熱を反射させ遮断する塗料)
  • 高弾性塗料(弾力性が強く伸縮するためひび割れにくい塗料)

 

塗装で考えなければいけないのは、仕上げ材の塗料の材質もそうですが、その下に塗る下塗り材というものも非常に重要です。本来、下塗り材とは外壁の素地と上塗りの塗料を密着させるために塗る接着剤的な要素が強いのですが、最近では上塗りの塗料と併せて下地を強化するために、「下地補強型の下塗り材(下地調整剤)」が発売されています。

塗膜を長持ちさせるためには上塗り材に合わせて下塗り材も強力なものを使用し、しっかりとした土台を作ることが重要です。下塗り以外にも、下地の洗浄方法などどんなやり方で行うのかなど、事前に質問し確認をしておくと、工事開始後のトラブルも減らせるはずです。

見えない部分にどれだけこだわるかが本来の職人の腕の見せ所なのですが、手抜きのポイントにもなりますので注意してください。基本的には、下地調整材→中塗り→上塗りという工程になってきますが、素地の種類によっては中塗り→上塗りの場合もあります。その部分は業者に確認してみましょう。

※工程についてはこちら→必見!外壁塗装の工程や注意点について

まとめ

外壁に塗装する塗料でもこれだけの種類があります。業者によって取引先が違い、得意分野があるため使う塗料も変わってきます。どんな塗料を扱っているかという部分も、外壁塗装に関しては業者を選ぶポイントになってくると思います。分からないことはしっかりと業者に確認して自分の家にはどの塗料が最適かを考えて頂ければと思います。

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