失敗しないリフォーム業者の選び方

リフォーム初心者の方に『失敗しないためのリフォームのコツ』を紹介します。

*

屋根の工事

知っておこう!金属サイディング、金属屋根の工事について

新築してから10年以上経ってくると、外壁や屋根が少しずつ傷んでくると感じませんか?そう思った時に塗装をするか、はたまた金属サイディングにするかということが大きな問題になってきます。まずは自分の家の状態をしっかりと把握して、対処していきましょう。

外壁に関するセルフチェックに関しては、こちらの記事を参考にしてください。

→以前の記事:失敗しない!外壁リフォームについて~外壁診断編~

外壁

 

はじめに

あまりに外壁の状態が良くないと、サイディングの貼り替えが必要になります。窯業サイディングが浮いてきてしまったり、波うっていたりすると金属サイディングを貼るという工法を使うことがあります。では、金属サイディング貼りとはどんな工法なのでしょうか?

金属サイディング貼り工事

では、金属サイディングについて説明していきましょう。

凍害の影響

寒冷地では凍害による影響が問題になります。外壁リフォームに関係があるの?と思われるかもしれませんが、実はこれが重要な問題なのです。寒冷地で窯業系サイディングボードが凍害により外壁がボロボロになってくる「爆裂」という症状が出る被害が後を絶ちません。

窯業系サイディングボードは石膏とセメントなどを固めて成型してある外壁材ですので吸水性があります。特に表面の塗装の紫外線による劣化により、防水性が切れるとボード自体が水を吸い込みどんどん傷んできます。特に冬場は吸い込んだ水が壁内で凍結するためにボード内部から爆裂を起こします。水は凍ると体積が膨張しますので、外壁材の内部から素材を侵すのです。

少しでも表面に爆裂の症状が出てきたら、素材は相当のダメージを受けていると考えてください。部分的に補修をしても次は別の場所の表面にも爆裂が現れてきます。

もちろん外壁材の種類にもよりますが、10年を超えた窯業系サイディングボードの場合は、外壁リフォームの際に塗装で大丈夫かどうかの適切な判断が必要です。ご自身で判断が付かないようでしたら、専門業者に判断してもらうことをお勧めします。

最近では、寒冷地専用の凍害対策品が出ており、以前のものより性能も良くなってきています。しかし、窯業系サイディングボードを使用している家は塗装前に細心の注意を払ってください。

金属サイディングのメリット・デメリット

金属サイディングは普及し始めてから10年以上経過し年々製品も改良されてきました。しかし、金属サイディングを貼る工事は塗装に比べると2倍~3倍の費用が掛かります。そのメリットデメリットを簡単にご説明いたします。

メリット

・塗装に比べてお手入れが要らず耐久性が高い

・高い外断熱効果があり冷暖房費の節約になる

・サイディングを貼ることで耐震性が上がる

・防音性能により騒音を抑制する

・今風の外観にリニューアルされ始めデザイン性が高いなど

デメリット

・工事価格が塗装に比べて高額である

・本物の質感を重視する人は模造された外壁だと安っぽく感じる

・何かの原因でへこんだりした場合、部分修理が大変など

好みや金額にもよりますが、築年数で15年位経過している窯業系の外壁材の家なら、金属サイディングによる外壁リフォームもお勧めです。

 

次に、金属サイディングと性質の近い、金属屋根の葺き替え工事についてご説明したいと思います。

 

屋根の葺き替え

屋根に関してもあまりに状態がひどいと塗装をすることはお勧めできません。例えば、屋根の全面がサビてしまっていたり穴が空いていたりしていたら葺き替えをお勧めします。耐久年数に関しては金属サイディングと同じくらいです。

瓦棒葺き(縦葺き)

屋根の勾配が緩い屋根や下の長さが短い場合にこの葺き方が使われています。最近の新築ではあまり使われません。葺き替える場合は、既存トタン部分をめくります。下地の状態が悪ければ、木をうち直します。その上から防水シートを敷いていき、その上に新しいトタンを葺いていきます。

横葺き(波葺き)

最近は瓦棒葺きよりも横葺き(波葺き)の方がポピュラーになってきています。工法自体は先程の瓦棒葺きと同じです。

カバー工法(S&W工法)

アスファルトルーフィングという防水シートを既存板金屋根(瓦棒葺きなど)に敷き、その上から新しい板金屋根を葺いていくという工法です。屋根をめくってしまわないため、廃材が少なくて済む工法です。勾配の緩やかな屋根にはよく使われる工法です。既存の屋根を残すので、下地が悪くなってしまっている場合はあまりお勧めしません。また、既存屋根をそのまま使うため、サビなどが出ていてそのままにするのが気になるのであればめくってしまう葺き替えをお勧めします。

金属屋根材

最近では、ガルバニュウム鋼板という板金を使用するのが一般的です。遮熱性があり、優れた耐久性と耐候性があります。板金屋さんによっては、質の低いものを使用しているという業者もあります。見積もりを出してもらう時にしっかり確認することをお勧めします。色も種類があります。色選びのポイントですが、板金の場合は色がカタログより2トーンほど明るくなるのを頭に置いて選んでください。また、少し白っぽくなります。ですから、少し濃い色を選ぶと良いと思います。屋根の場合は黒っぽい色を選ぶという方が多いです。参考にしてみて下さいね。

半永久ってホント?

よく金属サイディングや葺き替えを勧める業者が「半永久的に長持ちします!」というセリフを使いますが、これには注意が必要です。一部半永久的に長持ちするだけの耐久性のある加工が施されている高級な商品もありますが、通常のタイプに対して半永久と言う言葉を使うには抵抗があります。ちょっとオーバーな表現かも知れません。

確かに、20~30年経過したトタン壁の家でも錆びて穴も開かずに平気なお宅もあります。しかし、そのお宅によって日の当たり具合や建っている土地は違います。金属サイディングや屋根材でも表面は塗装がしてありますので、いずれは紫外線劣化による褪色やサビの発生なども考えておかなければなりません。手入れもせずに半永久的に持つわけではない事をしっかり理解しておきましょう。

まとめ

今回は金属サイディングと金属屋根についてご紹介しました。塗装は大体3~4回の塗り替えで限界がきます。また、その塗装が良ければ大丈夫なのですが、状態が悪いことも少なくはありません。塗装よりも金額は上がってきますが、耐久性や耐候性は断然金属サイディングと金属屋根の方があります。ご自分の家の屋根をよく観察して、どちらが良いかを見極めて頂きたいと思います。

-屋根の工事